炎を操る匠が作る 鉄のオブジェ
極厚鋼板精密溶断の老舗の技。 6cm厚以上のぶ厚い鉄板を炎で精密に切り抜きます

精密溶断ってなんですか?

炎と酸素で鉄を燃焼させて切断する技術を「溶断」と呼びます。レーザーやプラズマ切断では切れないような300mm厚などの分厚い鉄板も切断できるのが特徴です。溶断自体は建物の鉄骨の解体などにも使われる一般的な技術ですが、火力や切断速度などを絶妙に調整することで、きれいな切断面で高精度な製品を切り出す技術は「精密溶断」と呼ばれています。

中村機材の溶断技術について

中村機材は千葉県浦安市にある鉄の材料屋です。9mm厚から450mm厚以上まで巨大な鉄板を在庫しています。大型機械の部品や発電所の設備部材を作るための材料として、「溶断」で切り売りしています。木の材料はホームセンターで切り売りしていますが、それの鉄板版です。中村機材では注文通りの形と大きさに精密に切断できるのが強みです。

炎の吹き出し口はコンピュータ制御で動かしますが、職人が鉄板の状態やその日の気温に応じて、火力やスピードを絶妙に調節して、切断中の熱による鉄の伸び縮みを予測しながら切断していきます。

溶断鉄オブジェについて

「炎で鉄を切る」と聞くと、「ドロドロに溶けてしまってきれいな形に切り抜けないでしょ?」「どういう切断面になるのかな?」など、お客様はどんなクオリティのものができるのかわかりません。なので、漢字やキャラクターなどの複雑な形状を実際に鉄板から切り抜いて、溶断サンプルとして見ていただけるようにしています。

ちなみに、干支の文字は会社の年賀状の写真用として毎年製作しています。「ほしい!」というお声をいただけることがあるので、こちらで購入していただけるようにしました。

どれも、注文が入ってから1つずつ職人が丁寧に溶断します。鉄板から炎で切り抜いたあと、細かい金属の粒を吹き付けて表面のパラパラした酸化皮膜を除去して、クリアのラッカースプレーで簡易的な錆止め塗装をしてからご提供しています。

  • 国内鉄鋼メーカー製の高品質な鉄板から切り抜かれたオブジェならではの、ずっしりとした重厚感、高級感を感じられます。

  • 裏側までくっきりと、先端部や細い部分もきれいに、キズや溶けがほとんどなく切り抜かれていることが、高度な溶断技術の証です。

  • テレビ東京「何を隠そう...ソレが!」など、各種メディアで弊社の溶断技術が絶賛されました。東京藝術大学のドキュメンタリー映像にも取り上げていただきました。

国内配送無料
溶断技術を見ていただくためのサンプルなので簡易包装での発送となります。

購入前のご注意

※安全にお取り扱いいただくため、以下の内容を必ずご確認ください。

■ 取扱い時のご注意

本製品は鉄製のため、非常に重量があります。取り扱いには十分ご注意ください。落下や倒れ込みによるケガや破損の恐れがあります。

エッジ(カドや切断面)は可能な限り処理しておりますが、尖った部分や鋭利な箇所が残っている場合があります。素手での取り扱いは避け、手袋等をご使用ください。

小さなお子様の手の届かない場所で保管・展示してください。

■ サビ・変色について

鉄材の特性上、使用環境によってはサビが発生する場合があります。あらかじめご了承ください。定期的にクリアラッカーなどを吹き付けることで、サビの発生を抑制することができます。

■ 製品の性質について

本品は一品一品手作業による切断・仕上げを行っております。そのため、反りや歪み、キズなど、個体差がある場合があります。あらかじめご了承ください。装飾やDIY向けの素材としてご提供しておりますので、精密な工業部品としての精度は保証しておりません。

■ 返品・クレームについて

本製品は溶断技術を見ていただくためのサンプル品として、ほぼ手間賃のみでご提供しており、利益を目的とした製品ではございません。

上記の性質をご理解いただいたうえでのご購入となりますため、基本的に返品・交換・クレーム等はお受けいたしかねます。あらかじめご了承いただけますようお願い申し上げます。